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EVカーも非接触充電の時代

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f:id:PARANOiSY:20160124235018j:plain著作者: youtodesign.com
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近年のエコブームにより、燃費対策として発展してきたEV(電気自動車)の技術。充電の時間や方法などが課題点として議論されていますが、最近はこんなのもあるんですね。

 

半年も前のニュースですが、路面下に電線を敷いて、走行中の車にワイヤレスで充電するという試みだそうです。

 

非接触充電とは

読んで字のごとく、触れること無く(ワイヤレスで)充電ができる仕組みのことです。充電時は通常プラグを接続しますが、非接触充電であれば台の上に置いておくだけで充電するなんてことができます。もちろんもっと距離の離れたところに送電する技術も研究が進んでいます。近年はスマートフォンをはじめ、様々な製品で非接触充電対応のものが出始めていますね。
 
 

非接触充電の仕組み

携帯電話等の充電で使われるのは電磁誘導方式と呼ばれる方法です。IHのクッキングヒーターでお鍋が温まるのと同じ原理で、電流を発生させています。IHはお鍋の底に電流を発生させて、お鍋自体の抵抗で発熱させる技術です。一方この方式は距離が離れると急速に効率が低下するので、実質非接触とは言えない距離感で使用するものがほとんどです。IHでも、お鍋を少しでも持ち上げてしまうと急に火力が落ちるはずです(目には見えませんが)。

 

一方今回の記事にあるEVの充電方式は電磁共鳴方式となっています。こちらはコイルとコンデンサを用いた振動回路を2つ用意し、その間の共鳴を発生させることで電気を伝える方法です。少し難しい話ですが、とにかく道路と車体の間で電気の振動が共鳴しているということです。こちらのほうが電磁誘導方式よりも長距離の伝送に向いています。

 

道路埋蔵式充電器が増えたら

電気自動車でも充電の手間無く暮らせるかもしれませんね。燃料電池自動車や水素自動車等に比べてもむしろお手軽で安全な方法になっていくのかも?

 

 

ところで、私はあまり気にしていませんが、電磁波が世の中に溢れると出てくるのが、体への害の心配。しかしむしろこれからはたくさん電磁波を浴びて、次の世代、また次の世代と、電磁波に強い人類へ進化していくのを促してもいいんじゃないかと思っています。どうせ電磁波もっと増えていくだろうし。笑