最近急に私の勤める会社が「英語教育やるぞ!」という事になって、希望者を募って教育プログラムを開始し、とあるAI英会話アプリの利用権をくれる事になったのですが、無料体験の段階であまりしっくり来なかったこともあって、自分で「Speak」というアプリの有料登録をし、使い始めてみることにしました。
今や地球一有名になったAIである、ChatGPTさんが生まれたOpenAIとも関連があるという英会話学習アプリですが、個人的に気に入った点があります。
Speakのレッスンサイクルでは、シチュエーションテーマ別に数回(数日)の講座が用意されており、
- 動画による人間講師の導入解説
- 動画で見たフレーズの反復練習
- フレーズを応用した関連語彙力強化
- 似たようなシチュエーションで使える他のフレーズの学習
- AIチューターとのロールプレイ英会話
- AIチューターとのフリートーク
という感じの小タスクの組み合わせで構成されています。いずれもフレーズの発話練習が盛り込まれていて、ただレッスンを受講するだけなら一回あたり15~20分程度で終了します。
もちろん一日に数レッスンまとめて受けることもできます。
そしてSpeakの中で気に入った点は以下の2点です。
- 発音にあまりうるさくない
- 会話で発話した内容を、より自然な英語で伝えるためのレッスンを自動生成
1はいちいち発音がいいとか悪いとか言われるとテンポが悪いので気に入らないというだけなのですが、大事なのは2の方です。
AIとのフリートークは、質問に対して英語で答えるというのが基本形式なのですが、発話内容を逐一添削してアドバイスを表示してくれます。
簡単な例ですが、例えばAIが、
「最近の英語学習の進捗はどうですか?」
みたいなことを聞いてきたのに対し、
It goes well.
と返答した結果、
"It's going well"のほうがより文脈に適切だよ
みたいなアドバイスが表示されます
*1。
そして、その会話が終了したあと、そのそのアドバイスに基づいた追加のフレーズレッスンを自動で生成してくれるのです。フリートークで自分が話した内容をより自然に伝えるためにどう言ったらいいか、というレッスンなので、非常にモチベーションが上がります。
先程は15~20分くらいでレッスンが終わると言いましたが、この追加レッスンは「私が言いたかったのはそれだよ~!」という気持ちになるため、受講しないとモヤモヤします。
そのため、結果的には30分とか1時間とか続けてしまうのです。本当によくできています。AIでここまでできるのかと感心したこともあって、Speakの契約を決めました。
なんとか今の調子で続けられるように頑張ります。
さて、こんな英会話にも使われている生成AIの技術ですが、ChatGPTの登場以来、ものすごいスピードで進化を続けています。
最近は仕事でもChatGPTの有料版であるGPT-4のモデルを随分活用しています。やりたいことを伝えればプログラムを書いてくれたり、おすすめのソリューションを提案してくれたり、本当になんでも頼れる相棒です。
私の所属部門周辺でも、「AIを活用して業務改善をする」という目的を持った人たちが集まってお互いの情報交換をする、「AIプチサミット」なるものが開催されたりもしています。
なかなか日本企業ではDXが進まないという話もありますが、これからAIX(AI Transformation)を浸透させるにあたっても改善効果を数値化したりというのが必要そうなので、なんとなく「超便利に使って、めっちゃ仕事捗ってます!!」だけではダメなところが面倒なんですよね。そういう説得材料もAIに作らせてやるか…。
最後に、Speakの有料登録の際にお友達紹介をすると、紹介された側に1000円、紹介した側に2000円のキャッシュバックがされるキャンペーンがあります。
せっかくなのでリンクを貼ってみます。こちらから会員登録後、7日以内に決済すると、キャンペーンが適用されるそうです。
ただ、無料トライアルを利用すると割引効力が失われるらしいです。あんまりトライアル無しでこういうのを契約するのはおすすめできないので、結果的に1000円高くなるにしても、一度お試しされることをおすすめします。
が、もしかしたら別アカウントを作ったりすれば回避できるのかも…?(利用規約上それがどうなのかは未確認なので、ご注意ください)
*1:参考:ChatGPT4に、
It goes wellとIt's going wellを使い分けるシチュエーションについて教えて下さい。
という質問を投げたところ、以下のような回答が返ってきました。
「It goes well」と「It's going well」の使い分けは、その文脈や時制に依存しますが、基本的な違いは以下の通りです:
- 「It goes well」:
この表現は、一般的に習慣的または反復的な状況で使われます。何かが通常うまく進むことを示すときに使用します。たとえば、「This meeting usually goes well」(この会議は通常うまくいく)と言った場合、>会議が一般的にうまくいくことを表しています。
「It's going well」:
- この表現は、現在進行形を使っており、現在進行中の事柄がうまくいっている状況を表します。特定の瞬間や短期間の出来事に対して用いられることが多いです。例えば、「The project is going well」(プロジェクトは順調です)と言うと、そのプロジェクトがその時点でスムーズに進行していることを意味します。
使用例
- It goes well:
- 「As a teacher, it goes well when students are engaged and asking questions.」(教師として、生徒が関与し質問しているときは、それがうまくいく)
- It's going well:
- 「How is your new job? It's going well, thanks!」(新しい仕事はどう?順調だよ、ありがとう!)
これらの違いを踏まえて、話している内容が一般的な状況を指すのか、それとも特定の現在の状況を指すのかに応じて、適切な表現を選んでください。