スノーボード・スキーにヘルメットのススメ
今日もノルンへ行って参りました。だいぶ雪質も悪化して、アイスバーンが増えてきていましたが、そうなってくると転倒時の衝撃がとてつもない物になります。そんなときでも、ヘルメットを用意しておけば安心です。あなたの命を守るヘルメット、ご用意されていますか?
ボーダー&スキーヤーのヘルメット装着率
こちらの記事で、2014年に野沢温泉スキー場が行ったヘルメット装着率の調査結果が紹介されています。詳細はリンク先にお任せするとして、簡単にまとめますと、
- ヘルメット装着率は平日50%程度・休日30%程度
- 外国人利用客の割合は、平日28%・休日21%
- ボーダーの割合は、平日35%・休日46%
- 外国人はスキーヤーが多い
- スタッフの声も踏まえて、ヘルメット装着率は日本人2割・外国人7割以上と予想
つまり外国人の方が増減すると、ヘルメット装着率もそれに合わせて増減しており、いかに日本人がヘルメットをかぶっていないかということが浮き彫りになっています。しかも比較的安全と "思われている" スキーヤーでも外国の方はヘルメットを装着しており、安全への意識の高さが伺えます。マーケティング的にも海外では装着率8割以上、日本では2割以下というように言われていますね。
ヘルメットが無いとどうなるのか
単刀直入に言えば、最悪死にます。ヘルメットをかぶっているからと言って、必ずしも命が助かるというわけではもちろんありませんが、ヘルメットをかぶってても死んでしまうような衝撃が起こり得るスポーツでヘルメットをかぶっていないのは、私は正直正気の沙汰とは思えません。
参考
立木や岩肌への衝突はもちろん、他のライダーへの衝突も十分死に到る可能性はあります。また雪面が解けてから再凍結したアイスバーンは、コンクリート並みの硬さがあるとも言われており、コースによっては一般人でも40km/hもの速度に達するような速度で衝突や転倒をすることは、アスファルトの道路を走行するスクーターで事故を起こすような衝撃を受けることになるわけです。そこにノーヘルと来たら・・・結果がどうなっても、自業自得だと少しは考えてしまいますよね。
なぜヘルメットをしないのか
自分がすぐヘルメットを買ったもので、正直理由ははっきり分からないのですが、「上手い人がしてるよね」「初心者なのに、上手いと思われたら恥ずかしい」という発言はそこかしこで耳にします。むしろ転倒しやすい初心者の方が頭部を保護しなければ、脳震盪などのリスクは高まるのに、です。また上級者でトリックを決めまくっているような人たちは、金属製のアイテムの上で転倒するような事態も想定できるため、本当に命に関わる事故になりかねないのだから、装着して当然なのです。
また、日本は特に施設運営側の安全管理に重きが置かれています。一方海外では自己責任という概念が深く浸透しており、そういう意識の違いもあるのではないでしょうか。(ノーヘルボーダーに衝突して怪我させた場合、日本では突っ込んだ側に責任があるとなるでしょうが、海外では突っ込まれた側の安全対策不足を認めると思います)
これだけ社会的にもヘルメットが重要だという流れが起きているにも関わらず、装着率がイマイチ上昇してこないのは、ゲレンデで行われているスクールなどでも装着させない場合が断然多く、スタッフの方々もみんなニット帽だけで滑っているような現状があるからだとも思います。模範的立場の人たちが変わらなければ、周りも変化することは無いですよね・・・。
ヘルメットを買おう!
別にこんな理屈なんてどうでもいいので、とにかくヘルメット買って着けてください。先にリンクを張ったGIROも有名なスポーツヘルメットブランドです。
GIRO(ジロ) Nine.10 ASIAN FIT 7023774 MATTE BLACK M
- 出版社/メーカー: GIRO(ジロ)
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: スポーツ用品
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とはいえここのヘルメットはブランド扱いのため結構高い(10000円~)です。デザインこだわらなければ、そんな高いの買わなくても十分です。命を守るための投資なので、あまりケチり過ぎては欲しくないですが、私自身だってなかなかそこまで出すことは出来ず、6000円程度のHEAD製のヘルメットを近所のスポーツ用品店で購入して使用しています。普通に用品店にあるものならば、安全基準も十分クリアしたものがほとんどでしょうから、よく分からない人はお店に行って買うのがベターでしょう。安いものなら5000円切るものも中にはあります。ヘルメットダサいとか言う方もいるようですが、マットな質感のヘルメットなんて、特にカッコいいと思いますけどね。
軽く遊ぶ程度の人でも、単純に転んでも全然痛くないのは最大のメリットになり得ます。ヘルメット、どうか普及して欲しいです。