Chromeのデータセーバーで、通信量を節約できる!
photo by Javier Domínguez Ferreiro
なんかド派手なChromeロゴですが・・・笑
先日「Wi-FiとLTE、違いが分かりますか?」の記事でも書いたように、スマートフォンでLTE通信を使用する際には、データ通信の使用量が重大な意味を持ってきます。たとえば定額制のプランでも、月間で何GBかを超えると通信制限をかけられたりしますし、最近は定量型のプラン(5GB固定など)も出てきています。これらの制限に達しないように気にされている方は結構多いと思いますが、もしAndroid端末(iPhone以外のスマホは大体Androidです)をお使いで、ネットを見るのにGoogleChromeというアプリを使用しているなら、是非お勧めしたいのが「データセーバー」の機能です。
データセーバーとは
Google製のウェブブラウザであるChromeに搭載されている、データの節約機能のことです。これを使うことで、3~5割程度、データ通信を削減できるようです。仕組みとしては、ユーザーがあるサイトにアクセスすると、普通は直接そのサイトのデータ(文章や画像など)をスマホにダウンロードして表示しますが、データセーバーを使うと、一度Googleがサイトのデータをダウンロードしてくれて、それを圧縮してデータを小さくしたものをスマホにダウンロードする、という形になっています。
実際に私のスマホで節約されているデータは以下の感じです。
およそ半分削減できてますね。すごい。。
一方アプリごとの詳細は以下。
私はYoutubeとかで動画をほとんど見ない代わりに、車を運転している間にGoogle Play Musicで定額無制限配信の音楽を聞いたりしているので、そちらの通信量が膨大ですが、Chromeのデータ量もまずまずの量です。もしデータセーバーを使っていなければおよそ1.4GBなので、相当貢献してくれていますね。
設定の仕方
端末やバージョンによって多少異なるかもしれませんが、大方同じような感じのはずです。ただし、iPhoneやiPad等のApple製品では使用できないようなのであしからず。
1. Chromeを起動して、上部のアドレスバーにあるメニュー(図の赤い四角の中)をタップ。アドレスバーが出ていない場合は、画面を少し下にスクロールすれば出てきます。
2. 開いたメニューの下のほうにある、「設定」をタップ。
3. 設定画面の下の方にある、「データセーバー」をタップ。
4. 「オフ」の脇のスイッチをタップしてオンにする。
以上です。簡単ですね!
使用上の注意事項
「Chrome のデータセーバーを使ってデータ使用量を減らす - Chrome ヘルプ」にもありますが、こちらにも引用して掲載します。
データセーバーをオンにするときの留意事項:
- 一部のサイトでユーザーの所在地が正確に特定されなくなることがあります。
- 一部の画像がやや不鮮明になることがあります。
- 内部のウェブサイト(会社の内部サイトなど)は読み込まれない場合があります。
- 携帯通信会社が認証と請求に使用するサイトは動作しないことがあります。たとえば、携帯電話プロバイダのウェブサイトにログインできないことがあります。
- /etc/hosts ファイルに変更を加えた場合、ローカル設定は無視されます。
よくわかりませんが、まあ変なことが起きたらオフにしてみればよさそうです。笑
それから、この機能はGoogleのサーバーに自分の閲覧したサイトの情報が筒抜けになるということになります。どうしてもそれが嫌な人はオンにしないほうがいいですが、今更そんなことを気にしても・・・という気はしますね。。笑
ちなみに、https://で始まるセキュリティ保護されたページ(クレジットカード情報を扱うサイトなど)や、Chromeの機能であるシークレットモードで閲覧しているサイトは圧縮処理されず、Googleサーバーは経由しないので、その点はご安心を。