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ロボットタクシー、始動

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急速に進んでいる自動運転技術の開発。ついにこの時が来ました。

 

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DeNAZMPという会社が合弁で運営するロボットタクシー株式会社が、公道での一般客を乗せた自動運転タクシーの実証実験に入ったそうです。ついに来ましたね。しかも、思ったよりずっと早い段階でここまで来たような気がします。

 

実験に使われる車両と環境

冒頭で紹介した記事によれば、ベースの車はトヨタエスティマハイブリッド。ロボット関連や解析機器を手がけ、自動制御の技術も開発してきたZMPがこれを改造しているようです。

 

車両にはフロントグリル部にミリ波レーダーセンサー、フロントとリアのバンパー部にレーザーセンサー、ルームミラー部にカメラ、ルーフ上にGPSレシーバー等が装着されているようで、これらを使って自車位置の特定や障害物や前方車両の検知等を行っているみたいです。

 

走行経路はイオン藤沢と、そこから2.4km程はなれた住宅街までの間。走行中も運転席には人がいて、一部の区間では人が運転するようですが、主要道路は完全に自動みたいですね。普通に人も車もたくさんいる経路なので、結構びっくりです。もちろんこれまでに開発者テストはたくさん行っているはずで、それに一般人を同乗させたというだけに過ぎないのかもしれませんが。

 

オリンピックに間に合うか

2020年東京オリンピックまでに、たくさんの企業が技術的な開発課題を解決しようと頑張っています。そういう意味でもオリンピック効果は絶大だなぁと思いますが、自動運転に関しても、選手村でも稼動を目指して開発が進んでいるわけです。人間、明確に目標が定まるとやっぱりやる気が変わってくるものですね。今の勢いなら本当に無人の車が選手村で送迎をする姿が見られるかもしれません。

 

現行車両でも体感できる自動運転

www.subaru.jp

 

先日スバルのレヴォーグに仕事で乗る機会があったのですが、アイサイトを利用した自動追従クルーズ機能を試すことが出来ました。車間距離と最高速度を設定すると、前方車両に追従して、前の車が止まれば自動で止まり、前の車が発進すれば自動で発進するという、大変驚きの機能です。他社でも同様の機能はありますが、スバルのアイサイトの特徴的な点は、カメラだけで先方認識をおこなっているということ。他社の同等機能はミリ波レーダーや、カメラとレーダーの組み合わせによって実現されていますが、アイサイトの場合は2台のカメラで3D撮影をし、その画像を解析して車間距離や障害物認識を行っています。緊急時自動ブレーキなどもこの機能を使って実現されているものです。

 

それまで自動運転に懐疑的だった私も、このアイサイトを体験してからは、「あ、もう時間の問題だ」って思いました。笑

 

一方でGoogle先生が・・・

japanese.engadget.com

 

ついにGoogle側が自認する加害事故を起こしました。と言っても、今までの "もらい事故" というのも、あまりに挙動が常識から外れているせいで起こった事故とも言われており、やはりドライバーとしての人工知能の能力についてはまだまだ課題が山積みという感じです。逆に全てが自動運転車両なら事故にはならないのかもしれませんが。

 

 

私自身は運転が趣味で大好きなので、自動運転車が増えてしまうことは少し寂しいのですが、人件費で採算の合わない過疎地域等でタクシーとして機能するのであれば、とてもありがたい技術ですよね。過疎地域なら車両も少なくて事故も起こりにくそうですし、実証導入としてはよいかもしれません。いずれにせよ、今後が楽しみです。